介護職に感じるやりがい
2016年10月3日
介護職は、その業務内容に対しての報酬が十分ではないという現実があります。高齢者が年々増え要介護者が増加しており、人材不足となっているのは確かです。しかし、介護職の求人への応募者も多く、特に異業種からの転職者も増えています。介護職は未経験からでもはじめやすいというのが要因ではないでしょうか。
一方、離職者も多いというのが問題としてよく挙げられています。仕事のハードさに加えて、それに見合う収入を得られないというのも、離職者が増える理由の1つです。そのような中でも介護職を続けている人は、その仕事にやりがいを感じているといえます。介護職をしている多くの人は、利用者やその家族から感謝されることに満足感を得ているわけです。直接感謝される仕事というものは、実はそれほど多くはありません。
そしてもうひとつ、そのように喜んでもらうような結果を出すためには、自分で仕事の進め方を工夫する必要があります。ただ単に、与えられた仕事をこなせば良いというわけではないのです。どうすれば利用者が楽になるのか・どうすれば利用者が快適な生活を送れるのかを、常に考えて工夫することが求められます。その取り組みが、介護職のやりがいもつながっているのです。工夫し努力することで、確実にそれが利用者の喜びにつながっていると実感できます。
家庭介護を行う家族の気持ちも理解できるようになるので、どうすれば家族の負担を軽減できるのかをアドバイスすることも可能です。このような形で信頼感を得ることができる点もやりがいにつながっています。